前回のVoicyを聴いてくれた友達と会いました。
そのときに「いつものことだけど、よく思い切った行動するよね」とフィードバックをもらい、「確かに」と感じました。
前回放送では。嫌な自分との付き合い方というテーマで、「英語が必要なのに練習しようとしない」そんな私のナマの事例をもとに、「本当にやりたいことなのにやらないのには、サボりとか怠けじゃなく、傷つくことから自分を守る心の免疫機能が働いていた」だから行動のブレーキになっていた、このようなお話をしました。
今回の内容はこの話の続きになっています。
もしもまだお聞きになっていない方はこちらからどうぞ。嫌な自分との付き合い方 | コーチけいこ(小川恵子) | ミアビータ「40代から人生を変えるラジオ」/ Voicy … やらなきゃいけないことを、やらない。なんとなく毎日全力を出し切っている感じがしない。そんなときは、自分の嫌な部分を切り離しているのかもしれません。私のイタイ学び…ブログで読みたい方はこちらをどうぞ。
今回のこの事例では、私は嫌な自分に向き合った結果、ずっと避けていた英語のグループ講座に申し込んむ、という行動を起こしました。
自分でも思い切った行動をしたなと思いますので、友達がそう思うのも無理はないと思います。
確かにいままでの人生でも、色々な挫折や、思い通りにいかなくて、すごく落ち込んだりやさぐれたりしたことがたくさんありました。
しかしその都度、まるで不死鳥のように蘇ってまた立ち上がるのも私なんです。
もちろん、時々行動にブレーキがかかるのは感じまずが、どちらかというと、自分を動かすアクセルの存在感のほうが大きいのです。
このような自分の経験、そして多くの方をサポートしてきた経験から、私は人を動かす原動力には大きく2つの種類があると考えています。
今回も私が嫌な自分に直面したあと、立ち上がれたのも、この2つのエネルギーが切り替わったからだと思っています。
そこで今日は私が考える、人を動かす2つのエネルギーについてお伝えしてきます。
Voicyミアビータ公式チャンネルで、毎週土曜日朝8時のパーソナリティを担当しています。
この記事は、2024年4月6日分を配信後、この内容を文章で読みたい方向けに加筆・編集したものです。
音声でお聞きになりたい方はこちらからどうぞ。
ひとつめのエネルギー「恐怖」
恐怖のエネルギーには「瞬発力」という強い力があります。
みなさんは、子供の頃怖かったものはなんですか?
私はお化け屋敷がとても怖くて嫌いでした。
お化け屋敷で、真っ暗な中、お化けが突然出てきたとき、「うきゃーーーー!!」っと全力で逃げていました。
暗くて何も見えないのにとにかく全速力で、泣きながら逃げました。
この瞬発力です。
でも、お化け屋敷を出たら、ああ助かった・・と、走るのをやめます。
そのままの全速力で走って家に帰ることはできないですし、そもそもそんな必要もありません、
仕事でもこんなことがあるのではないかと思います。
お客様との重要な商談の場で、全く準備していなかった質問をされて、
「それは重要なご指摘ですね(汗)。確認して明日の朝までにお返事します」といったはいいものの、
すごい量の調べ物をしなきゃいけない、到底間に合わなそう・・
でもこの商談が失敗したら、ライバルに先をこされてしまう、大変なことになる。やばい・・
こんな時すごい集中力を発揮して徹夜で資料をつくったりします。(私だけかもですが・・)
危機感とか、焦りとか、まずい!っていう恐怖に突き動かされたエネルギーですね。
でも、その後も毎日徹夜したりはしないです。する必要もないですし。
これが、人を動かすひとつめの原動力「恐怖のエネルギー」です。
瞬間的にすごい力を発揮するのだけど、長続きしないのです。
お化け屋敷も、仕事の困りごとも、恐怖にかられて、瞬発力で回避しますが、いわゆる「喉元過ぎれば暑さ忘れる」です。
一過性の、長続きしないエネルギーですが、人を動かす力があることも事実です。
ふたつめのエネルギー「願い」
もうひとつは「願い」のエネルギーで、じっくりじわじわと人を動かします。
・ビジネスの勉強を続けている
・子育てしている
・毎日日記をつけている
たとえばこれらのように、すぐに結果の出ないものに時間をかけて取り組めるのは、恐怖ではなく願いのエネルギーが原動力になっているからです。
・ビジネスの勉強を続けているのは、いつかやりたいことで起業するため。
・子育てはお子さんの健やかな成長を願って。
・毎日日記をつけているのは、ありたい生き方を実現するためのふりかえりのため。
こんなふうに、願っていることがあるから行動し続けることができるのですよね。
願いというものは、誰かが与えるものじゃなく、自分の内側にあるものです。
だから誰かにおびやかされることはありません。
仮になにか環境変化があって続けることが難しくなっても、自分の心にある「叶えたい願い」が原動力になっているから、その願いを叶えるためにまた立ち上がったり、再開することができるのです。
これが「願いのエネルギー」です。
恐怖の奥には、願いがある
私の場合は、恐怖のエネルギーが「英語の練習という行動をやめさせる」ほうに働いていました。
でも恐怖のエネルギーは瞬発力があっても長続きしません。
だから少し経つと恐怖のエネルギーが弱まってきて、「このままでいいのか」と悩み続けていました。
私が心から願っているのは「もっと大切な人たちと理解しあいたい。大切な人を大切にしたい。」ということ。
そのためには英語の練習が必要です。
前回のブログで詳しく書いた講座の学びを経て、恐怖のエネルギーから、願いのエネルギーに切り替わり、英語のコースに申し込むという行動を起こせたのですね。
私の友達からすると、この心の動きまでは見えていないので、思い切った行動をしたように見えたのだと思います。
ここまで読まれて気づいた方もいるかもしれませんが、恐怖のエネルギー=悪なわけではありません。
恐怖のエネルギーと、願いのエネルギー。
どちらも人を動かす原動力です。
人が恐怖を感じる時は、大切なものが脅かされそうな時。
だから恐怖を感じた時は、本当に大切なものや、本当の願いにあらためて向き合うチャンスともいえます。
恐怖を感じても、その心の奥にはちゃんとあなたの願いがあるということなんです。
日々取り組もうとしていることがあるのに、長続きしない。
がんばっているのだけど、苦しい。
そんなときはもしかしたら、恐怖のエネルギーで動こうとしているのかもしれません。
願いのエネルギーなら、きっと違う動き方ができるはず。
もし何か思い当たることがあるなら、自分の願いは何なのかを考えてみてくださいね。
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