セルフイメージが自分の世界をつくる

みなさんは、自分のことをどんな人だと思っているでしょうか。
これは「セルフイメージ」といって、「自分のことをどう思っているか=自己認識」と言われるものです。

このセルフイメージは、自分の人生にとても大きな影響を与えるんです。

今回はこのセルフイメージについて、私の人生で起きたことを例に出してお伝えしていきます。

目次

セルフイメージはひとりひとり違っている

まずは一つ例として一緒に考えてみましょう。

「あなたはご自身の未来をどのように考えていますか?」
と聞かれたら、どう答えるでしょうか。

Aさん「辛く長い道のりが続くだろう」
Bさん「未来など考えられないくらい、目の前のことで忙しい」
Cさん「心配なことがたくさんある」
Dさん「計画通り順風満帆に進む」
Eさん「未知なる可能性に溢れているはず」

ひとそれぞれ、正解はありませんよね。

この中にあなたのイメージに近いものはありましたか?
まったく違う答えを考えた方もいると思います。

この「自分の未来はこうだ」と考えている元になっているものが「セルフイメージ=自己認識」です。

上記で5つの例を出しましたが、当然のことながら正解はありません。

人それぞれ、どんな世界に生きているのか想像してみると、ひとりひとりが相当違う世界に生きているように思いますね。

以前の私が持っていた、仕事についてのセルフイメージ

私は、30代後半くらいまで、上記の例でいうとBさんタイプでした。

「未来など考えられないくらい、目の前のことで忙しい。」

もう少し正確にいうと
「未来を考えたってどうせ想定外ばかりのはず。だから目の前のことに集中していこう」
このように考えていました。

結果、私の30代がどのようだったかというと、プライベートも犠牲にして仕事で非常に忙しく、実際に想定外のことが次々と起きていました。

なぜこんなにも忙しく、次々と驚くようなことが起きるのか、不思議でしょうがなかったです。
私の人生ってこうなんだよな、とますますこの考え方を確信し、目の前のことを猛スピードでこなしていきました。

今思うと、会社としては私のことをさぞ重宝したことでしょう。
目の前に起きる困りごとやタスクを私がどんどん片付けていっていたわけですから。

だからなのか、一定の評価も得られ、この生き方、働き方はさらに加速していきました。

今振り返ると、この頃の私のセルフイメージは「私は不十分だから、常に何か価値を出し続けなければならない存在」というものでした。
自分はまだまだな存在で、頑張り続けないと安全な居場所がなくなると思っていました。

このセルフイメージが、毎日非常に忙しく、思いもよらぬ想定外が起こり続け疲弊する現実をつくっていたのです。

セルフイメージを変えざるをえない出来事

しかしこの考えを見直すときがきます。

30代後半で、働きすぎが原因でついに体調をくずし、3週間ほど強制的に休職しなければならなくなったのです。

「未来など考えられないくらい、目の前のことで忙しい。」という考えで動いていた世界では、これ以上生きていけなくなりました。
この3週間の休職期間が、自分の生きる世界を再考するきっかけになりました。

今まで自分が築いてきた世界が一瞬で崩れ去ったとその時は感じ、精神的にもどん底まで落ち込みました。
非常に辛い時期でした。
色々な人に、会社の愚痴や恨み節も含めて話を聞いてもらいながら、これからどう生きていくのかに向き合い続けました。

新たなセルフイメージで、世界が変わった

復職し、体調に気を配りながら仕事をするペースがみえてきて、多くの人の助けも借りて気持ちも落ち着いてきたのは、体調を崩してから半年ほど経った頃でした。

その頃私は、自分のように突然の出来事でキャリア、人生が揺らぐことがあっても、人は再び立ち上がることができるのだと心身の実感をもって感じていました。

自分の生命力の力強さ、しなやかさを実感し、自分に対する信頼が増していきました。

私に手を差し伸べ、支えてくれた人たちへの感謝と尊敬の気持ちでいっぱいでした。
支えがあって再び立ち上がることができた実感から、私も支える側になってみたいと、キャリアカウンセリングを学び始めたのもこの頃です。

このときの私のセルフイメージは「私は自分のやりたいことをやって生きていくことができる存在」に変化していました。

希望と期待をもって未来を描き、そのために今を楽しみながら生きることが少しずつできるようになっていました。
自分のペースで仕事をし、カウンセリングの勉強や新たに出会った仲間とも交流も楽しんでいました。

突然の出来事で失ったものがたくさんあったと悲しく悔しく思っていたことすら、捉え方が変わりました
セルフイメージが変わったことで、あの出来事は自分の人生に必要な転換期であり、そのおかげで今があると思えるようになりました。

現実が変わり、私の生きる世界も変わっていったのです。

望まない現実があるなら、セルフイメージを見直してみよう

これは私の事例ですが、いかにセルフイメージが自分の現実や生きる世界に影響を与えるか、お分かりいただけたのではないかと思います。

いまご自分が何に対してどんなセルフイメージ=自己認識をもっているか、ぜひ考えてみてくださいね。

もし望まない現実が次々と起きているようなら、もしかしたら当時の私のように、よりよいセルフイメージにアップデートしてみてもいいのかもしれません。

セルフイメージについてもっと知りたい方におすすめしたい記事があります。
私も学んだNLP(神経言語プログラミング)のマスタートレーナー、芝先生のこちらの記事もぜひ読んでみてください。

簡単な診断テストもありますので、ぜひ試してみてくださいね。


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小川恵子 コーチング お問い合わせ コンタクト everblue.evergreen.
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