「自分の名前で生きる」とは、自分を主語にして生きること

先週金曜に、サポーターとして参加している「ミアビータ」主催で、スナックミアビータというVoicy生放送イベントが開催されました。

ご参加いただいた方、ありがとうございました!

この日のトークテーマは、事前にリスナーの皆さんから募集して決まったこちら。

『自分の名前で生きるのに向いてる人、向いてない人』

パーソナリティ同士の会話では、向いてる向いていないというよりは、自分の名前で生きるってどういうことだろう、という話がメインだったように思います。

私もこのイベントには参加したのですが、せっかくなので今回はこの『自分の名前で生きるのに向いてる人、向いてない人』というテーマから派生したテーマで

「自分の名前で生きる」とは、自分を主語にして生きること

ということでお伝えしていきます。


Voicyミアビータ公式チャンネルで、毎週土曜日朝8時のパーソナリティを担当しています。
この記事は、2024年4月27日分を配信後、この内容を文章で読みたい方向けに加筆・編集したものです。
音声でお聞きになりたい方はこちらからどうぞ。


目次

そもそも私たちは自分の名前で生きているはず、なのに

「お名前教えてください」といって答えを躊躇する人はおそらく、いないはずと思います。

私も「小川恵子」という名前で51年、生きてきています。

ということは、そもそも私たちは自分の名前で生きているはずなのです。

なのになぜ、「自分の名前で生きる」ということがイベントのトークテーマとしてリクエストされたり、自分の名前で生きれていないと感じる人が出てくるのでしょうか。
コーチングのテーマに選ばれる方もおられます。

これはどういうことかというと、「自分の名前で生きる」という言葉に、それぞれが自分なりの意味づけをしているからなんです。

みなさんは、「自分の名前で生きる」ってどういうことだと思いますか。
自分の名前で生きれていないと感じるのはどういう時でしょうか。

ここでみなさんひとりひとりに考えてみてほしいと感じたのは、誰かの意見や考えを「なるほど」と思ってそこで終わりにすると、それこそ自分の名前で生きる、にならないのではないかと考えているからです。

「私は」と自分主語で捉え、言葉にしていく

ポイントは、リアクションだけで済まさない、流さないことです。

たとえば誰かのいい話を聞いて「あの人の話いいな」と感じます。

入口はそれでもいいのです。
でもここで終わると、いい話に「いいね」とリアクションしてるだけになってしまいます。

「私はなぜ、あの人のあの話をいいなと思ったのだろう」と、立ち止まって自分ごととして考えてみると、「あの話は自分の中にある何と繋がって、いいなと思ったんだろう」という問いが生まれたりします。

このように、いいねで流さず、立ち止まって自分を主語にして考えることで、誰かの話に反応したことを自分自身の体験として積み上げていくことができるのです。

「誰々がこう言っていたよ」なども同様で、このままだと伝言役のようで自分がどこにもいないのですよね。
実際にはこう言葉にすることで何かを伝えようとしていたのだとしても。

「誰々がこう言っていて、私はそのことをこう感じた。だから私はこう考える」は自分主語で捉え、言葉にしている例です。

自分主語で捉える、考えるにとどまらず、言葉にするところまでこだわりたいと思うのには理由があります。

それは人は関係性の中に生きているからです。

考えていることは、自分が思っている以上に周囲には伝わっていないものです。

「私は」と自分を主語に置いて自分のことを伝え合う。
そうすることで、関係性はより深まり、広がっていくものなのだと思います。

時に面倒な、そして愛しい自分の人生を生きる

「自分の名前で生きる」というと、キャリアの文脈だと独立起業している人をイメージする方が多いかもしれません。

でもそれだけではありません。

今の会社で働き続けるとしても、「会社は」「上司が」あるいは「家族が」など、こうした自分以外のものを主語にせず、「私は、この会社で働く、なぜなら」と自分を主語で語れるなら、自分の名前で生きていることになると思います。

どうでしょう。
いちいち立ち止まって「自分は」と考える。

それってなんか、めんどくさいなって思った人もいるかもしれません。
私も以前、面倒に思っている時期がありました。しかも相当長く。

そう、自分の名前で生きるって、時にめんどくさいことなんです。

自分の名前で生きようとしなくても、他人の名前を使ったり、誰かにのっかって生きていくこともできます。
そのほうが手っ取り早く、簡単な場合も多いものです。

でもあえて、自分主語でいちいち物事をとらえようとする、そういう人が、自分の名前で生きる人(生きようとしている人)なのだと思います。

私自身も、ものごとを自分主語でとらえ、自分の名前で生きようとしながら、他人主語でやりすごそうとしたり、誰かに乗っかるやり方をとろうとしたりして、まだまだすったもんだしてます。
(このお話はまた別の機会にしてみたいと思います。)

ただこうしてうまくいかない自分のことも自覚しながら、それでもなお「私は」という主語にこだわりたいと思っています。

それは、自分の大切なものを真ん中において、本音のままに生きることに繋がるからです。

さて、今日も、ちょっと面倒で、でも愛しい、一度きりのあなたの人生を、味わっていきましょう。
私もそうします。


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小川恵子 コーチング お問い合わせ コンタクト everblue.evergreen.
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「自分の名前で生きる」とは、自分を主語にして生きること 小川恵子 コーチング

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