「生きざまを磨く本音の対話」
3つの特徴

1. 自分を知ることと本音に徹底的にこだわる

私たちは自分のことをよく知らなくても生きていくことはできます。しかし自分のことがわからないがゆえに誰かに合わせてしまったりするものです。また人生で経験してきた痛みや苦しみを避けるために、本音ではない言動をしてやり過ごす知恵を身につけています。こうした自分についてのあいまいな部分をひとつずつクリアにし、自分への嘘やごまかしに気づくことが、自分らしく生きるための大切な一歩です。

本当はいま何を感じているのか。本音では何を願っているのか。何を信じ、どのような世界に生きることを望んでいるのか。この本音をひとつずつ紐解き、腹落ちすることで、自分の本音のままに日々をより濃く、色鮮やかな体験とともに過ごすことができます。

本音のままで在ると、自分の本音に関わること以外は手放せるようになります。無理や我慢もしなくなり、日々驚くほどシンプルに過ごせて、心や時間に余白が生まれはじめます。あなたが本来持つエネルギーが動き始めます。

2. 過去を許し、いまを感じ味わうことで、自分を愛で満たし続ける

痛みや苦しみを避けるために身についた自動的な反応や、回避の言動で、自分や誰かを傷つけてしまったこともあったかもしれません。こうした経験もふくめすべてがかけがえのないあなたの人生の一部です。自分の過去を否定してダメ出しすると、自分の一部を切り捨てることになり、人生の流れはそこで滞り淀み始めます。本当の願いや本音を理解し、認め、許すことで、切り捨てた部分を拾い上げて統合し、再び人生は流れ始めます。透明度の高い世界で、自分に対する愛や思いやりが芽生え心が満たされていきます。

「おかえり、わたし」と自分をやさしく抱きしめ続けるような、あなたが本来のあなたでい続けるためのエネルギーを感じ続け、あなたの命を育て磨き続ける大切なプロセスが「自分を満たす」ことです。

3. あなたから溢れる愛が、つながりと循環をつくりだす

満たされたあなたの心から溢れる思いやりや愛、そしてあなたのふるまいが、徐々にあなたのまわりにいる人たちをも癒し、満たしていきます。

あなたが「自分らしく、あるがままに生きる」ことは、ほかのだれかが「その人らしく、あるがままに生きる」助けになることに自然とつながっていきます。

湧き水が清流になり、さらに清流があわさってできた川の水が海に流れ込むように。そして海水が雲になり、雨を降らせ、湧き水をつくるように。あなたから溢れる愛のエネルギーは、さまざまな人のつながりをつくりだします。あなたが流れの循環をつくりだす存在になり、関わる社会に貢献することにつながります。これが真の自己実現です。

そしてあなたは本当に願う世界に生きていくのです。

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