先週の日曜日に、サポーターとして参加しているミアビータで「自分らしいキャリアを実現する原動力「価値観」を知るワークショップ」を担当させていただきました。
好きなストーリーとキャラクターについて自分のことばで語ることで、「好き」と言う気持ちとつながった自分の大切な価値観を感じることができるワークを実施しました。
いただいた感想を拝見すると、それぞれの大切な価値観に触れる体験をしていただいたようでした。
参加してくださったみなさんありがとうございました。
このワークショップでもお伝えしたのですが、私は「意図の設定」をとても大切にしています。
ワークショップでも、1日の始まりでも、何か始める時にこの「意図の設定」をすると、主体性が高まって、体験の密度が濃くなります。
さまざまなシーンで活用できる「意図の設定」について、今回はお伝えしていきます。
Voicyミアビータ公式チャンネルで、毎週土曜日朝8時のパーソナリティを担当しています。
この記事は、2024年5月4日分を配信後、この内容を文章で読みたい方向けに加筆・編集したものです。
音声でお聞きになりたい方はこちらからどうぞ。
意図を設定すると、何が変わるのか
意図とはそもそも何なのかといいますと「なにかをしよう、こうしたい」と考えることを指します。
そのため意図の設定とは、たとえばワークショップであれば、この時間をどんな時間にしたいのかを決めると言うことになります。
ん?意図と目的って似ているなと感じた方がおられるかもしれません。
でも少し違っています。
目的はゴールです。そのゴール地点にどのように向かうのかが意図です。
たとえば、私は今回のワークショップのゴールをこのように設定していました。
「自分の大切な価値観に触れ 自分らしいキャリア実現のために 一歩踏みだすきっかけをつくる」
参加者のみなさんがこのゴールを達成できるように、ワークショップを企画し当日は進行をしていきます。
そのゴールに「どのように向かうか」はみなさんそれぞれ違っています。
そのため、このワークショップの共通ゴールに向かって、どのようにワークショップに参加するのか、この意図をチェックインで各自決めてから、ワークショップを開始しました。
冒頭で意図を設定することで、ワークショップに受け身に参加するのではなく、より主体的にこの時間に関わることができるようになられたと思います。
これは仕事でももちろん活用できます。
たとえば会議。
「この時間で部門の組織体制を決めなければならない。」という重要な会議の目的、ゴールがあるとします。
この重要な会議に自分はどのようにかかわるのか、どんな役割を果たすのか。これを決めるのが意図の設定になります。
会議に、とりあえず参加して、受け身に時間を過ごすのではなく、
仮に「この組織変更を、メンバーの成長機会にする」という意図をもってその会議に臨んだとしたらどうでしょう。
自分なりの意図と役割をもって、会議で話されることひとつひとつに、「その変更はメンバーの成長につながるのか?」という視点で主体的に関わっていくことができるようになります。
望む未来を実現する、意図の設定のコツ
この意図の設定、ちょっとしたコツがあります。
それは「言い切る形で設定する」ということです。
前述の会議の例でお話しします。
パターン1:
「メンバーの成長機会にできたらいいな」
これですと、「成長機会にするのは難しそうだけど、できたらいいな」というニュアンスになります。
かなりふんわりとしていますよね。
パターン2:
「メンバーの成長機会にできるように努力する」
これも、「できるかどうかわからない、努力はしよう」というニュアンスになってまだ弱いです。
パターン3:
「メンバーの成長機会にする」
これははっきりと言い切っています。
この形で意図を設定をすることに意味があります。
このようにはっきりと意図を設定することで、「この会議をメンバーの成長機会にする」という自分なりの明確な意図で関わるので、そのためにどのようなことが必要か、成長したメンバーとこれからどんな仕事に挑戦するのか・・など、その先の未来にまで意識がどんどん広がっていきますし、イメージが具体的になっていくのです。
そして、未来のイメージが具体的になればなるほど、実現したい気持ちが高まっていくので、自ら行動を起こすようになります。
行動を起こすから現実が動き出す。そして望む未来が実現するのです。
意図の設定は、このようにその人のありたい姿、ありたい状態を実現するエネルギーとなるのです。
なお、意図の設定については、私が最初にコーチングを学んだ時の先生のお一人、Kris Hallbom(クリス・ハルボム)先生のこちらの記事が非常にわかりやすいです。
より詳しい脳の仕組みや、応用の方法について解説されていますのでぜひ併せてご覧ください。
私が2015年から学び続けているNLP(神経言語プログラミング)についてご興味のある方は、こちらのサイトも併せてご覧ください。日常にNLPを活用できるさまざまなヒントが溢れています。
早速やってみよう:今日をどんな1日にしますか?
意図を設定しなくても、人生の時間はどんどん流れていきます。
前述の会議も同じ。意図を設定しなくても会議は進んでいきますよね。
でもお話したように、意図を設定すればその場に一歩深くコミットするようになりますし、意図が自分の思考や現実を動かす力にもなるのです。
私は「今日1日を機嫌よく過ごす」という意図を朝に設定したことがあります。
すると、何か嫌なことがあっても「今日は機嫌良く過ごすんだ」とすぐ気分転換して機嫌良く過ごせる何かを探そうとしていました。
ランチちょっと奮発して美味しいものを食べるとか、すぐできることを実行しようとするのですよね。
もしも、どうしても気持ちを切り替えられないくらい嫌なことがあって機嫌が悪くなってしまったら、「今日は機嫌良く過ごすと決めたのに、何が自分の機嫌をこんなに悪くさせているんだろう」と自分について理解を深める考えるきっかけにもなるんです。
意図を設定することで、マイナスになることはなにひとつないのです。
ためしにみなさんも、まずは小さな意図から設定してみませんか。
まずは、今日をどんな1日にしましょうか。
ぜひ、あなたの人生をより濃く深く味わうためにも「意図の設定」試してみてくださいね。
初回カウンセリングのご案内
いまお悩みのご状況や課題感、感じているもやもやなどヒアリングさせていただき、解決の糸口を一緒に見つけていく時間です。相談のしやすさ、話し方や雰囲気など、お互いのフィット感を確かめるためにも、まずは初回カウンセリングをご利用ください。
完全なる守秘義務に守られ、心理的安全性の確保された場です。現在のご状況や考えていらっしゃること、ご心配なことなど、安心してお話をお聞かせください。
内容
・ご状況や課題感、悩みのヒアリング
・解決の糸口を探求するための対話
・継続される場合のご案内
・終了後、ワークシートを差し上げます
時間と費用
60分 5,500円(税込)
・より良い時間にするため、事前に簡単なアンケートがあります。
・使用するワークシートは今後の継続対話に活かせるものですが、継続を強制するものではありません。
一歩踏みだすきっかけとして、お気軽にご利用ください。
こちらからお気軽にご連絡ください。
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