毎年1月は、仕事でもプライベートでも、1年の目標を立てるタイミングですね。
すでに目標をたてたよという方もいれば、1月中に目標を立てる予定、という方もいらっしゃると思います。
これからその目標の達成のために、みなさんの時間や労力を使って実際に取り組んでいくのだと思います。
でもその前にぜひやってみてほしいことがあります。
それはその目標を「目標を徹底的に自分ごと化」することです。
今回は、目標を自分ごと化することで人生に起きる、2つのことについてお伝えします。
Voicyミアビータ公式チャンネルで、毎週土曜日朝8時のパーソナリティを担当しています。
この記事は、2024年1月20日分を配信後、この内容を文章で読みたい方向けに加筆・編集したものです。
音声でお聞きになりたい方はこちらからどうぞ。
「目標を自分ごと化する」とは自分の人生を生きること
組織に属している人は、目標を考える時、会社や部門の目標がまずあります。
そこに合わせて2024年の目標や、四半期の目標を立てた方が多いのではないでしょうか。
仕事以外でも、今年はこれをやるぞ!とか、資格をとりたい、これができるようになって誰かの役に立てるようになりたいなど、みなさんいろいろな目標を立てられたのではないかといます。
ところで「その目標を達成することの、自分にとっての意味」は何でしょうか。
「会社の目標だから、自分にとってといわれてもなあ。」
「資格取得が目標、じゃだめなんですか?」
と良く言われます。
もちろんそれもいいんです。
でももう一歩深めて考えてみると・・
その会社目標を達成しよう、資格を取得しよう、と思って努力する。その時間を費やす。
そのことの「自分にとっての意味は何なのか」ということを考えてみてほしいんです。
ここが自分を主語にして語れるようになると、「なぜやるのか」が腹落ちして、その目標が自分ごと化していきます。
一方で、目標を自分ごと化しても、しなくても、目標達成のための行動をしていくことはできます。
ただしその行動のために使う時間は、あなたの人生の時間です。
会社のため、資格をとるため、誰かのため、のまま人生の時間を使うことは、一度きりのみなさんの人生を自分以外のこと(会社や、資格や、誰かのために)使うことになりかねないのです。
それは自分の人生じゃなく、他の人の人生を生きることになってしまいます。
「この目標を達成することは、自分にとってこういう意味があることなんだ」と腹落ちして目標達成に向き合うことが、自分の時間を自分のためにつかうことになります。
他の誰でもない、自分の人生を生きることにつながっていきます。
人生により濃く、点を打っていく –Connecting the dots-
目標を自分ごと化することには、もうひとつ大切な意味があります。
それは、「みなさんの人生に、より濃くてはっきりとした点を打っていくことにつながる」ということです。
Connecting the dots、ご存知の方も多いかもしれません。
アップル創始者のスティーブ・ジョブズさんが、スタンフォード大学の卒業式で話されたスピーチの中に出てきた言葉です。
Connecting the dots、点と点をつなぐ、の部分を簡単に要約すると
「自分が行動したことは、自分の人生に点として残る。
その点と点は、後できっとつながってくると信じて、いろんなことに挑戦していこう」
と、卒業生を激励するメッセージです。
ご興味がある方は、スタンフォード大学のチャンネルで、ご本人の動画が公開されていますのでぜひ視聴されてみてくださいね。
このスピーチで語られているConnecting the dots、目標の自分ごと化にも関係すると私は考えています。
人生で行動することは全て点として自分の人生に残っていきます。
自分ごと化して何かに取り組むと、この点をより濃く、打つことになります。
「なぜ自分がやるのか」を握りながら主体的に、やる意味を感じながら取り組む経験だから、体験や記憶が濃いんです。
もしも自分ごと化せず、たとえば「会社のため、誰かのため」に取り組んでも、もちろん点を打つことにはなりますが、とても薄い点になってしまうのではないかと思うのです。
あとで点と点をつなげようとしたときに、濃くてはっきり見える点と、薄くてよく見えない点、どちらが見つけやすいでしょうか。
濃くてはっきり見える点ですよね。
でも、薄くてよく見えないような点にも、同じようにみなさんの人生の時間を使っているんです。
自分の命を何のためにどう使うか。
せっかくなら、濃くてはっきり見える点を打つような、そんな使い方をしていきたいですよね。
だからこそ、目標をたてたときに、その目標が自分にとってどんな意味があるのかを握って、腹落ちした状態で、自分ごととして取り組んでみてほしいんです。
私がミアビータのVoicyパーソナリティに挑戦する意味
ここで私の例をお話ししますね。
私の今年の目標のひとつは、2022年からキャリアのサポーターとして参加している「ミアビータ」Voicyのパーソナリティをまずは1年間、やり切ることです。
なぜこの目標を立てたかというと、ミアビータ代表の中安加織さんからチャンスをいただいたことがきっかけです。
私自身が新しいことに挑戦するのが好きで「やってみたい!」と思ったことももちろんあります。
大好きなミアビータをより多くの人に知ってもらうため、できることがあるならやりたい、という気持ちもあります。
この目標を自分ごと化するために、今、人生のこのタイミングで毎週の音声発信に挑戦する意味を改めて考えてみました。
それは「次のフェーズに行くための、自分の成長につながる」からです。
よく、会社がどこまで成長するかは経営者の器次第、チームはリーダーの器以上には成長しない、と言われます。
これは日々クライアントに向き合うコーチにも言えることだと私は思っています。
クライアントの成長を信じるなら、コーチである私自身が成長し続けて、クライアントをドーンと受け止めるための器を大きく育て続ける必要があるのです。
私はこれから海外への移住予定があったり、自分の仕事を次のフェーズに進めるつもりでいます。
そのためには、自分の器をもうひとまわり大きくストレッチさせたいと、去年から考えていました。
私は、自分の考えをブログなどで定期的に発信することに苦手感があって、「不定期更新」とかなんとかごまかしていままで逃げてきました。
今このタイミングで、ここに向き合うことが自分の成長につながる、とビビっと感じたんです。
チャンスだ!というワクワクする気持ちと、できるかな・・という不安な気持ち、正直両方あります。
いまいち思いを言葉にできなくて、思うように話せないこともあるかと思います。
恥ずかしい気持ちもありますが、そういううまくいかない姿も含めてさらけ出していくことも、自分の成長につながると思っています。
これが自分ごと化した、私の目標です。ぜひ応援してもらえると嬉しいです。
私も、あなたの挑戦を心から応援しています。
ともに、人生に濃い点を打ち続けていきましょう。
人生にどんな点を打ってきたのかふりかえってみたい。
これからの挑戦を楽しみたい!という方はぜひご相談ください。
私はコーチングを受けることを検討されている方向けに、コーチングがどのような体験になるのか実際に体験いただける、お試しセッションをご用意しています。
この60分の体験セッションでは、約45分ほど私のコーチングを受ける時間があります。
テーマを決めて持ってきていただくことで、この45分でご自身にどのような変化が起きるのか、実際に体験いただくことができます。
この体験セッションの時間を使って、ご自身のConnecting Dotsを深めたいという方ももちろん大歓迎です。
対話で深めるからこそ、見つけられる意味合いが必ずあります。
ご興味のある方はこちらからお気軽にご連絡ください。
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